学校自己評価
1.学校評価の経緯
本校では平成18年度より教育活動等に関する自己評価として、授業評価および実習評価を実施してきました。そして、評価項目や基準を見直し、学校の運営に関する自己点検・自己評価についての評価体制を整えたことで、令和元年度より公表を実施しております。
2.学校評価の目的
本校の教職員が、自校の理念や目的に照らして、自らの教育活動や学校の運営状況について把握・分析・評価を行い、その結果を今後の教育活動の改善に反映し教育の質向上を目指します。
3.評価項目と結果
評価内容 | 評価項目 | 評価の視点 | 今年度達成度 | 前年度達成度 |
Ⅰ 学校経営 | 5 | 21 | 96% | 76% |
Ⅱ 教育課程・教育活動 | 15 | 76 | 95% | 87% |
Ⅲ 入学・卒業対策 | 7 | 30 | 100% | 91% |
Ⅳ 学生生活への支援 | 4 | 22 | 80% | 80% |
Ⅴ 管理運営・財政 | 5 | 24 | 100% | 88% |
Ⅵ 施設設備 | 7 | 27 | 100% | 97% |
Ⅶ 教職員の育成 | 6 | 19 | 70% | 37% |
Ⅷ 広報・地域貢献・社会貢献 | 2 | 13 | 90% | 60% |

4.評価のまとめと今後の取組み
令和3年度の評価結果は、「Ⅶ教職員の育成」を除くすべての項目で80%以上を達成し、取り組みの効果が見られました。
これについては、評価の低かった項目を中心にして具体的な行動目標を設定し、達成に向けて事業を実施したことが大きく貢献したものと思われます。
項目で見ると、「Ⅲ入学・卒業対策」や「Ⅷ広報・地域貢献・社会貢献」で前年度から大きく評価を上げています。
具体的には、情報の共有や研修結果の伝達を図る会議の開催や、受験者を増やす取り組みとしての、学校案内やホームページ等の広報媒体の改善及び広報活動等の実施が評価されています。
また、細かな取り組みですが、図書室だよりを年2回定期に発行することや、緊急連絡網を用いた連絡訓練の実施等、これまでなかなか時間的な余裕が無く、改善を後回しにしていた項目を、教職員が一丸となって取り組みました。
一方で、「Ⅳ学生生活の支援」と「Ⅶ教職員の育成」では、他の項目と比べて達成度で高い評価点とはなりませんでした。
これは、昨年度に引き続き、新型コロナウィルス感染症の拡大への不安から、教職員向け研修自体が中止になったり、学内合同事業で学生同士の交流を図れなかったことが大きな要因と考えられます。
しかしながら、「Ⅶ教職員の育成」においては、「保健師助産師看護師学校養成所指定規則」の改正に伴うカリキュラムの大幅な見直し作業を通じてすべての教員が授業研究に取り組んだことで、昨年度と比べて大きく達成度の評価が高くなりました。
今後も、自己点検・自己評価の視点を継続的に持つことで、現状の再認識に努めるとともに、今回の評価結果によって明らかとなった課題に取り組み、引き続き、学校運営と看護教育の質的向上に努めてまいります。